たけのこは、全国どこでも春の身近な食材ですが、シロコなどと呼ばれる良質なたけのこの生産を支えているのが京都独自の栽培技術です。
良質な親竹を選定して本数を限定し、薮には稲藁を敷いて土をかぶらせて、柔らかい土壌を作ることで、白くて柔らかいたけのこになります。
味に精通した都人とそれにこたえるべく努力する近郊農民との交流が、このような高い栽培技術を生み出したといえます。
木津川市や八幡市、井手町でもこの栽培技術によって盛んにたけのこが生産されています。
春の出荷時期、地元の市場には朝早くからたくさんのたけのこが農家から持ち込まれ、セリで賑わいます。
